傷×恋=幸
夜中にみんなが寝静まった頃やってきた風都。



また髪を触る…。



「気に入ったの?」

「カワイイ、マジで」



今ヤバい!!



風都が素直だよ!!



麻衣子、あたしやったよ!!



風都がカワイイって言った!!



「チューしたい…」

「ん、超カワイイな。ちーって」



た、単純…。



でもそんな風都も好き…。



その日は珍しく腕枕で、同じベッドで寝ちゃった確信犯の風都。



いつまでも髪を触られてた記憶がある。



ケータイのアラームで目覚めると、いつの間にか風都と手を繋いでいた。



相変わらず寝顔は凶器。



目覚めてすぐに風都のキレイな寝顔はヤバい。



キスしたくて吸い込まれるようにした。



「なに…」

「起きる時間だよ」

「ヤダね…」



片目だけを開けたけど、またすぐに閉じてしまった。



今度は強めに抱きしめられて幸せの腕の中…。



このまま起きたくないなぁ…。



風都、大好きだよ。



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