傷×恋=幸
入った店で鍋焼きうどんを食べるちーと、天ぷらうどんの俺。



「うまぁい!!」

「その量食えんの?」

「わかんない…。食べきれなかったら申し訳ないから風都が食べるよ」

「は!?」

「えへっ」



少食のちーにとって、鍋焼きうどんは予想外だっただろう。



元からあまり食べないちーにはムリな量。



だけど食いたかったらしいからな…。



案の定、3分の2で音をあげたちー。



残りは俺が食った。



「ここはあたしが奢ってあげるよ」

「ヤダね」

「ダメ!!たまには風都になんかしてあげたいの!!ワガママきいてくれるんでしょ!?」



譲らないちーに昼メシを奢ってもらい、また駅に戻った。



駅の中のお土産屋がみたいってちーが言うから…。



雪も降り始めたし、ちーのワガママには付き合うって決めたから。



「麻衣子にお土産買うんだ」

「適当に温泉まんじゅうでよくね?麻衣子のことだから『なんだか超レトロ~』とか意味わかんねぇこと言って喜びそうだし」



ってか、荷物増えるから明日買えって!!



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