傷×恋=幸
妬くよバカ!!



飲むとフニャフニャになるし!!



だから笑ってるのか…。



「さっきのオネエサン達にもらった」

「飲む訳ないでしょ!!早く部屋戻るよ!!」

「まだ終わってねぇぇぇぇ~…」



マッサージが終わるまでしばらく待ち、一緒に部屋に戻った。



弱いくせにもらったお酒なんか飲んでさぁ…。



やっぱりムカつく…。



「バカ風都…」

「ちーが妬いてる~」

「知らない人からモノもらったらダメでしょ…」

「ヤキモチ?ソレヤキモチ?」

「だったらなんなの…」



ガバッと抱きしめられた。



ニコニコしてんじゃないよ…。



「超カワイイ」

「酔うの早い…」

「テンションあがってっからじゃね?」

「近いよ…」

「うるさいよ」



この唇もあたしのだもん…。



この声も体も。



あたしのだから。



「風都、好き…?」

「体に聞けば?」

「言葉は信じないから?」

「ん」



なんだか一気に幸せになっちゃった…。



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