傷×恋=幸
立ち上がった風都が思い立ったようにあたしに何かを差し出した。
「スペア作ったからやるよ。自殺以外に使うならな」
「なに?」
「屋上のカギ」
なにも着いてないカギ。
あたしがもらっていいものなのかはわからないけど、風都の気持ちなんだろう。
「ありがとう」
「…………お前、約束忘れてる?」
「なんの?」
「泊めてやる代わりにカラダはもらうって」
「あ"ぅっ!?」
「まぁ、いずれ」
ニヤッと笑ってから出て行った風都。
パタンと閉まったドアにドキドキが激しくなった。
本気で言ってたなんて思ってなかったし!!
それにあたし…風都とそんなことできる気がしないっ!!
顔が熱くて心臓がうるさくて。
なかなか眠れなかった。
次の日はユズさんとコンタクトを買いに行き、その次の日は家事のお手伝いをして過ごした。
朝は早く起きて、朝ご飯の手伝い。
ユズさんはやらなくていいって言ってくれるけど、居候の身でタダいるのはイヤ。
「スペア作ったからやるよ。自殺以外に使うならな」
「なに?」
「屋上のカギ」
なにも着いてないカギ。
あたしがもらっていいものなのかはわからないけど、風都の気持ちなんだろう。
「ありがとう」
「…………お前、約束忘れてる?」
「なんの?」
「泊めてやる代わりにカラダはもらうって」
「あ"ぅっ!?」
「まぁ、いずれ」
ニヤッと笑ってから出て行った風都。
パタンと閉まったドアにドキドキが激しくなった。
本気で言ってたなんて思ってなかったし!!
それにあたし…風都とそんなことできる気がしないっ!!
顔が熱くて心臓がうるさくて。
なかなか眠れなかった。
次の日はユズさんとコンタクトを買いに行き、その次の日は家事のお手伝いをして過ごした。
朝は早く起きて、朝ご飯の手伝い。
ユズさんはやらなくていいって言ってくれるけど、居候の身でタダいるのはイヤ。