傷×恋=幸
ご飯を食べたら学校へ向かう。
初めて今日は風都と同じ時間に出た。
「一緒に行ったら風都のこと好きな子にイジメられそう…」
「ちーってか弱い系に見えねぇけど」
「か弱いよ。それなりに」
「すげーギャップ」
風都くらいだよ、普通に話してくれるの。
だから毎日が楽しいのかもしれない。
「だけどね、風都に彼女できたらあたしってすごく邪魔だと思うんだよね」
「俺は女なんか作んねぇよ」
「どうして?」
「女は平気でウソつくし。俺、バカだから騙されるし。だから女なんか信じねぇ」
「あたしのことも信じてないの?」
「ん、お前も女だから」
ショックだった。
あたしの恩人である風都にはわかっててもらいたかった…。
こんなに心を開いてるのは初めてかもしれないのに…。
「過去になんかあったの?」
「あ?お前に関係あんの?」
「えっ…」
「余計なとこまで踏み込んでくんじゃねぇよ」
やっぱりあたしは…ひとりかもしれない…。
初めて今日は風都と同じ時間に出た。
「一緒に行ったら風都のこと好きな子にイジメられそう…」
「ちーってか弱い系に見えねぇけど」
「か弱いよ。それなりに」
「すげーギャップ」
風都くらいだよ、普通に話してくれるの。
だから毎日が楽しいのかもしれない。
「だけどね、風都に彼女できたらあたしってすごく邪魔だと思うんだよね」
「俺は女なんか作んねぇよ」
「どうして?」
「女は平気でウソつくし。俺、バカだから騙されるし。だから女なんか信じねぇ」
「あたしのことも信じてないの?」
「ん、お前も女だから」
ショックだった。
あたしの恩人である風都にはわかっててもらいたかった…。
こんなに心を開いてるのは初めてかもしれないのに…。
「過去になんかあったの?」
「あ?お前に関係あんの?」
「えっ…」
「余計なとこまで踏み込んでくんじゃねぇよ」
やっぱりあたしは…ひとりかもしれない…。