傷×恋=幸
学校ではやりたい放題。



女食いまくり、ケンカしまくり。



初日に俺達をボコボコにした先輩が、なぜか俺らを可愛がってくれていて。



校庭の隅にあるボロい倉庫をもらった。



ここが俺たちの拠点。



「なんか楽しいことねぇかな~…」

「俺、腹減った」

「どちらかと言えば女食いてぇ」

「風都の主食?」

「主食」



前触れもなくガラッと開いた扉から顔を出したのはテツのセフレとその友達で。



いいタイミング。



「鉄清がかまってくれないから来ちゃったよ」

「飽きたんだもん。お前に」

「ひどくない?」

「丁度いいからシちゃう?風都も溜まってるみたいだし~」

「はぁ!?有り得ない」

「じゃあお前とは終わり。それでいいよな?」



うわぁ~、テツってひどい。



まぁ俺も似たようなもんだけど。



「俺、最初ね」

「本気!?」

「テツの後なんか死んでもイヤだし」



キスはしない。



カラダはもらう。



ランさんと別れてかなり経つけど未だに忘れられないあの感じ…。



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