傷×恋=幸
夕方、家に帰ってもなぜか眠くて。



ソファーで寝た。



悠都と寝てるから気づかないだけで気ぃつかってんのかも…。



気が付いた時にはカラダに布団がかかってた。



キッチンで音がして、起きあがると料理してるちー…。



「起きた?今日ユズさんがお店の手伝いだから遅くなるんだって」

「へぇ~…」

「風都の寝顔ってカワイイね」



なんかムカつく…。



ちーのくせに。



寝起きだったからなのか、頭が回らない。



キッチンに行き、冷蔵庫から水を出して飲んだ。



最近楽しそうなちー…。



「なぁ…」

「ん?」

「最後にキスしたの、いつ?」

「き、キス!?したことないよ!!」

「ふぅん。俺、半年してねぇ」

「風都って…経験豊富そうだもんね」

「豊富だよ、それなりに」



キス…してぇな…。



どんな感じだったか忘れかけてる。



「モテるのに半年も彼女いないの?」

「ん」

「じゃあ誰かと遊んだりしてるんだ~」



適当な相手とな。



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