傷×恋=幸
風都が故意に言ってないんだとしたら、あたしからは口が裂けても言える立場じゃない。
「ちーと同棲中」
「「はぁ!?」」
「なんか問題あんの?」
「変な言い方しないでよ!!あたしはただの居候!!同棲じゃない」
「ちーが怒ってる」
「風都が変なこと言うから!!」
あたしと風都のやりとりを見た成川君は面白そうに笑っていた。
麻衣子も成川君の前では比較的おとなしくてカワイイ。
そしてふと、あたしがここにいてもいいのかと、客観視して不思議に感じた。
薄暗くなってきて、たこ焼き会も解散。
もちろん、あたしは風都と同じ道を歩く。
「変わったな」
「変わった?」
「ちー、不安定じゃなくなった」
「そう…かな…?」
「必要とするヤツ見つけたからじゃねぇの?」
「風都のこと?」
「は?なんで俺だよ。麻衣子のこと」
今…無意識に風都の名前を出したけど…。
風都がバカでよかった…。
あたしの気持ちに気づいてはいないようだ。
「ちーと同棲中」
「「はぁ!?」」
「なんか問題あんの?」
「変な言い方しないでよ!!あたしはただの居候!!同棲じゃない」
「ちーが怒ってる」
「風都が変なこと言うから!!」
あたしと風都のやりとりを見た成川君は面白そうに笑っていた。
麻衣子も成川君の前では比較的おとなしくてカワイイ。
そしてふと、あたしがここにいてもいいのかと、客観視して不思議に感じた。
薄暗くなってきて、たこ焼き会も解散。
もちろん、あたしは風都と同じ道を歩く。
「変わったな」
「変わった?」
「ちー、不安定じゃなくなった」
「そう…かな…?」
「必要とするヤツ見つけたからじゃねぇの?」
「風都のこと?」
「は?なんで俺だよ。麻衣子のこと」
今…無意識に風都の名前を出したけど…。
風都がバカでよかった…。
あたしの気持ちに気づいてはいないようだ。