傷×恋=幸
戻ってきた風都は上を着てない。



薄くなったキスマーク…。



「それ、消えるまでシない…」

「バカ言ってんじゃねぇっての。ダメダメ」

「心の準備が…」

「ご主人様って、呼ぶんじゃなかった?」



ヤバい。



風都ってこんなに色気あった!?



超エロくて…流されちゃいそう…。



「せめてあたしもシャワー…」

「すぐ来いよ?」



ドキドキが止まらなくて、倒れそうなくらい脈拍急上昇。



泡だらけになってそれを流して…。



やっぱり心の準備ができてないことに気が付いた。



「遅い」

「だって…」



ベッドに座って窓を開けながらタバコを吸ってた風都。



灰皿にタバコを押しつけてこっちに向かってきた。



あっと言う間に腕の中…。



風都…?



「演技とかいらねぇから」

「演技!?」

「素直に従っちゃいな…」



ちょっ、耳…溶けるっ…。



完全な風都ペース…。



ダメ、流されちゃ…。



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