秘密の世界
「その目は今までの兄としての目?それとも・・・。」
レミリアは真剣な顔をして言う。
「分かってるよ。大丈夫、違うから。俺は警備隊だし・・・。」
「なら、いいんだけど。あっちは王女よ。もう、前みたいにはいかないわ。」
「ああ。」
レイヤは少し複雑な顔になり、決心したように前を見る。
その様子に、レミリアは少し心配していた。
「みんな!そろそろ、カーテン開くって。」
パタパタとこちらに走ってきて、告げる。
「あの向こう側に、いっぱいの人がいるんだよね。すっごいドキドキする!」
興奮しながら、カーテンの方に向かう莉奈とともに、警備隊達がついていく。
「堂々とするんだぞ。」
「しっかりね。」
「がんばれ。」
ガイ、レミリア、アルトの順に莉奈に励ましの言葉を告げる。この時ばかりはみんな家族だったときのように、莉奈にそれぞれ言った。次はレイヤだ。けれど、
「・・・・・・。」
レイヤが言う前にカーテンが開かれ、レイヤの声は多くの歓声に紛れた。
莉奈は首を傾げるが、すぐに前を向いた。
しかし、隣にいたレミリアにはレイヤの声が届いていた。それを聞き、レミリアは複雑な顔でレイヤを見た。レイヤは顔を赤くし、前にいる莉奈を見ていた。
レミリアは真剣な顔をして言う。
「分かってるよ。大丈夫、違うから。俺は警備隊だし・・・。」
「なら、いいんだけど。あっちは王女よ。もう、前みたいにはいかないわ。」
「ああ。」
レイヤは少し複雑な顔になり、決心したように前を見る。
その様子に、レミリアは少し心配していた。
「みんな!そろそろ、カーテン開くって。」
パタパタとこちらに走ってきて、告げる。
「あの向こう側に、いっぱいの人がいるんだよね。すっごいドキドキする!」
興奮しながら、カーテンの方に向かう莉奈とともに、警備隊達がついていく。
「堂々とするんだぞ。」
「しっかりね。」
「がんばれ。」
ガイ、レミリア、アルトの順に莉奈に励ましの言葉を告げる。この時ばかりはみんな家族だったときのように、莉奈にそれぞれ言った。次はレイヤだ。けれど、
「・・・・・・。」
レイヤが言う前にカーテンが開かれ、レイヤの声は多くの歓声に紛れた。
莉奈は首を傾げるが、すぐに前を向いた。
しかし、隣にいたレミリアにはレイヤの声が届いていた。それを聞き、レミリアは複雑な顔でレイヤを見た。レイヤは顔を赤くし、前にいる莉奈を見ていた。