秘密の世界
「あっタオルとまちがえちゃった!」


あすかはおっちょこちょいなのでよくこんな間違いをする。
(おっちょこちょいの度を超しているような気もするが・・・)それにつっこみを入れるのが明里の役目だ。


「あのね、ちょっとうれしいことがあっ

て。大丈夫、なんでもないよ。」


莉奈はゆるみそうな顔を必死に抑えた。


「ふーん・・・恋はうち、ようわからん

からなー。それよか莉奈、これ。うちから

の誕プレや。良かったら使っといて。」


明里は片手に持っていた誕生日プレゼントを出し、莉奈に渡した。


「あっ私もあるの。はい、これ。」


「これも。」


今度はあすかと鈴加がそれぞれに差し出す。


「みんなありがとう!」


莉奈は笑顔で言った。
















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