秘密の世界
莉奈は一瞬固まった。父の言葉を理解できなかったのだ。


「えっ・・・何?天使って、お父さん何いってんの?天使なんかいるわけないじゃん。」


莉奈は笑ったが、おじいちゃんも父も兄もだれも笑わなく、真剣な表情だ


った。


それがすごい胸騒ぎを起こし、莉奈は戻ってきた母に同意を求めた。


「みんな何か、変だよ・・・ね。」


母は無言で首をふり、下を向いた。


「どうゆうこと?」







< 8 / 33 >

この作品をシェア

pagetop