秘密の世界
父がまた答える。
「莉奈、お前は天界の天使でその国の王女だ。俺たちはただの家来・・・・・・。あなたとは血のつながりがありません。」
いつも偉そうな父が、頭を下げている。
「何がどうなってるの?」
莉奈は混乱していた。父が話を進める。
「その昔、天界は豊かで平和な国でした・・・。」
~回想~
天使は『悪霊魔(デス・ゴレスト)という悪い魔を人間界から追い出し、人間を守っていた。
あるとき、城の警報が鳴った。
「進入者です。王は逃げてください。」
「何!?」
王は家来に言われ、すぐさま王妃と1歳の王女をつれ、緊急地下通路へと向かった。
「お前達はここを使ってすぐ逃げろ。あとで家来達をそちらに送る。」
「おとうちゃまは?」
1歳になる王女が心配し、問う。
「大丈夫。すぐ戻るからな。」
王は腰をかがめて王女の頭を撫で笑顔でいった。そして、立ち上がり今度は王妃に言う。
「リナーミを頼んだぞ。気をつけろよ。」
「・・・はい、あなたも。」
2人は見つめ合い抱き合った。王妃が泣きそうにしているのを見て、王はいってくるといい、すぐに飛び出していった。それを少し見つめてから、王妃も決断しくるりと後ろをむいて我が子と走り出した。
「莉奈、お前は天界の天使でその国の王女だ。俺たちはただの家来・・・・・・。あなたとは血のつながりがありません。」
いつも偉そうな父が、頭を下げている。
「何がどうなってるの?」
莉奈は混乱していた。父が話を進める。
「その昔、天界は豊かで平和な国でした・・・。」
~回想~
天使は『悪霊魔(デス・ゴレスト)という悪い魔を人間界から追い出し、人間を守っていた。
あるとき、城の警報が鳴った。
「進入者です。王は逃げてください。」
「何!?」
王は家来に言われ、すぐさま王妃と1歳の王女をつれ、緊急地下通路へと向かった。
「お前達はここを使ってすぐ逃げろ。あとで家来達をそちらに送る。」
「おとうちゃまは?」
1歳になる王女が心配し、問う。
「大丈夫。すぐ戻るからな。」
王は腰をかがめて王女の頭を撫で笑顔でいった。そして、立ち上がり今度は王妃に言う。
「リナーミを頼んだぞ。気をつけろよ。」
「・・・はい、あなたも。」
2人は見つめ合い抱き合った。王妃が泣きそうにしているのを見て、王はいってくるといい、すぐに飛び出していった。それを少し見つめてから、王妃も決断しくるりと後ろをむいて我が子と走り出した。