俺様男子と同居中…!?
ガラッ
そんな感じの話をしながら、俺達は教室に入った。
「純まだ来てへんな。」
「まぁ、いっつも遅いもんな、あいつ達。」
あいつ達=純と水野。
二人は毎日仲良く登校してる。
まぁ兄弟だし、一緒に住んでるんだし、当たり前っちゃ当たり前か。
「…しっかし、寒いなー
まだ11月やのに。」
和希はブルルッと震えている。
ブレザーのポケットに手を突っ込みながら。
「今日タイツ何枚はいてんの?」
「二枚。
ちなみにスウェットも下に履いてる。」
言いながら、和希は制服のズボンをめくって見せた。
「真冬か!?」
つか、真冬でもそこまでしねーよ!
「冷え性やねんって〜」
和希は極度の冷え性らしい。
「はい」
俺は和希の顔にカイロを当てた。
「わ!びびったー!」