俺様男子と同居中…!?
「小牛田さん!?
ちょっと!?」
先生に何回呼ばれても起きねえ…
つーか、幸せそうな顔して寝てるし。
「小牛田、当てられてんぞ?」
俺は隣の席の小牛田の肩を軽く叩いた。
「ふぇ!?」
やっと起きた。
「小牛田さん、ここの答えわかる?」
「ぇ、えっと、っと…」
焦ってる、焦ってる。
つぅか、先生もひでえよな。
さっきまで寝てたって気づいてんのに、それでも当てるのかよ。
「X=2分の1」
俺は、小声で小牛田に言った。
教科書で、自分の顔が先生に見えないようにして。
教えたってバレるからな。
「え、…X=2分の1」
小牛田がそう言うと
「…そうです。
ぇー、ですから〜…」
先生は、次の問題へ進んだ。