俺様男子と同居中…!?


先生の書いた黒板の文字を、黙って板書する。



「早乙女ー!」



横から小声で小牛田が俺を呼ぶ。


振り向くと。



”あ”

”り”

”が”

”と”

”う”



口パクで、多分そう言った。


「おう。」


聞こえるか聞こえないか、そんな声で、俺は返事をした。


また、黙々と板書する。



< 182 / 488 >

この作品をシェア

pagetop