俺様男子と同居中…!?
「?
お前、顔赤くね?」
早乙女は、余計に顔を近づけて来た。
っつーか、そんなジロジロ見られても困る!
「…や、大丈夫だ…からっ////」
「いや、どー見ても赤いだろ!
酔ったか?」
「〜〜っ!?」
早乙女は、どんどん顔を近づけて来て…
あたしは反射的に下がりながら、顔を背けてしまう。
「無理すんなよ、足とかよろけてんじゃねーか。」
いや、これは、早乙女が近すぎて思わず下がってしまうだけで…
「そこベンチあるし、ちょっと休もうぜ?」
早乙女はあたしの手を優しく引っ張りながら、ベンチまで導いてくれた。
…全然これっぽっちも酔ってないんだけどな。
「ちょっとここ座っとけ。
一瞬で帰ってくる。」
「え?」
早乙女はどっかに行ってしまった。
白状なやつだな〜。
夜中に乙女を1人にするなんて!
襲われたらどうすんだ!
まぁ、多分勝つけど。
つうかまず、襲われることねえけど。
その前に乙女と思われねえだろうけど。
「ただいま。」
「はや!」
本当に一瞬。