俺様男子と同居中…!?
「てか、早乙女!
あの二人見失っちまった!」
…あ。
小牛田がちょっとつまづいている間に、あの二人の姿はもうなかった。
どんだけ歩くの速いんだよ!
ちょっとは後ろ振り向けよ!
「…まぁそんなに広い神社じゃねえし、すぐ会えるんじゃね?」
まだ分かんねえけど。
「え!
じゃあそれまでは…」
「その辺ぶらつこーぜ。」
まだ何も食べたりしてねえし。
年明けまでまだ時間あるし。
「そっか!
そうだな、そうしよう!」
よし、決まり。
せっかく来たことだしな。
「…あ!
射的!」
「え?」
小牛田が射的の屋台を指差す。
「よっしゃ、やるか!」
「早乙女も射的好きなのか!?」
「小牛田には負けねえ。」
「なにをー!?」
…そんな感じで、成り行きとはいえ、小牛田と二人で楽しく屋台を回った。