俺様男子と同居中…!?
「いやいや〜、あれは男だろ完璧!」
「まず対象じゃねえよ〜」
「そうそう!
順位つけらんねえって〜」
はははっと笑う男子たち。
何がそんなに面白いんだよ。
別に、そんなこと言われなくたってわかってる。
あいつらに言われなくたって
自分が男っぽいことくらい、自分が一番分かってんだよ。
「お前らいい加減にしろよ。」
え…。
そう、教室の中から聞こえたのは
紛れもなく、早乙女の声だった。
あたしには分かった。
早乙女の声だ…
「 え〜なんでだよ、瑞稀ちゃん!」
「そりゃ、瑞稀ちゃんが1位だぜ?
100点に決まってるって♪」
あいつらふざけてる…。
茶化してんのか本気で言ってるのかはわかんねえけど。
「いい加減にしろって言ったの、聞こえなかった?」
「な、なんだよ、マジになんなよ…。」
「俺のことバカにすんのは構わねえ、けど…
お前ら小牛田のこと何も知らねえくせに、バカにすんなよ!」
早乙女…