俺様男子と同居中…!?
つーか、なんだこれ……
うるせえんだよ、さっきから!心臓!
まじなんなんだよこれ…
『キーンコーンカーンコー…』
六時間目のチャイムが鳴った。
「あ、悪い早乙女!
六時間目終わっちまった…」
「いや、いいよ。
サボりにきただけだから。」
つーか、何もしてねえけどな。
寝てただけだ。
「鞄教室だよな?」
「あ、あたし自分で取りに行けるぜ!」
小牛田は急いでベッドから出た。
「俺どうせ教室行くし、ついでに取ってくる。
それまで寝てろ。」
そう言って俺は小牛田に布団を被せた。
「え、でもあたしの荷物結構重いし…」
「そんぐらい持てるっつーの!」
俺だって男だし、荷物の一つや二つ運べるし!
こう見えても力あるから!
「でも…」
まだあんのかよ!?
「だーー!もう!
お前は黙って寝てろって言ってんだ…
…ろ!!」
ペチンッ!
「…痛てっ!?」
おれは小牛田のでこにデコピンしてやった。