俺様男子と同居中…!?
…う………わ…ぁ………
「ど、どーも!////」
自分でも顔が赤くなってんのが分かる。
でも、しょうがない。
だって、
普段冷静で無表情の早乙女が…
目を細くして、八重歯を見せて、くしゃってした笑顔で…
あんなに優しい笑顔見せられたら、誰だって照れる。
吸い込まれそうだった、本当。
あー、危なかった…。
「なんかでも、寝癖ってちょっと萌えるな。」
早乙女は空を見ながら話す。
「は?寝癖が?」
あたしは、地面を見ながら話す。
顔が赤くなってるのが、ばれないように。
「うん、なんか自然な感じとか。
良くない?」
え、全然わかんねえ。
共感できねえ。
「早乙女、変な趣味持ってんだな…」
「ぁあ?だまれ!
そんなこと言ってたらな…」
「言ってたら?」
あたしが聞くと、空を見てた早乙女の目は、あたしの方を見て…