俺様男子と同居中…!?


「〜〜〜っ!////」


顔が熱い。



「…つーかさ。
これ… ”俺の” でいいんだよな?」


早乙女はおもむろに紙袋を見せた。


ていうか…


「え!それ、あたしの!」


あたしのチョコ入り紙袋!

なんで早乙女が持ってんだ!?


「さっきの教室に忘れてただろ?」


…あー!そうだ!


あたし、さっきの教室で早乙女が告白されてるの見て…


動揺して、逃げたけど、紙袋はそこに置いて来ちまったのか!


バカか!あたしは!



…まぁ、いいや、見つかったから。


「サンキュー、早乙女…」


そう言って、あたしは早乙女から紙袋を取ろうと…


「これ、俺のだから。」


取ろうとしたけど、早乙女は紙袋を取り上げた。


「はぁ!?
なんでだよ!
それはあたしのだっつーの!」


あたしはそう言って、紙袋を取り返そうと手を伸ばすと…



パシッ



「…な!?」


早乙女に腕を掴まれた。


< 315 / 488 >

この作品をシェア

pagetop