俺様男子と同居中…!?
「本当だっつー……のっ!」
「痛っ!?」
今度は本当にデコピンされた。
「ちょ、痛ったぁぁああ〜!!!
早乙女のデコピン本当に痛い!」
マジで痛い。
全然手加減ねえな、ほんと!!
「うそつけ!
大袈裟なんだよ、バーカ!」
早乙女は、いつもの無邪気な顔で笑う。
目を細くして、八重歯見せて、くしゃっとした笑顔で。
「あ、あたしだって…デコピンしてやる!」
そう言って、あたしは早乙女にデコピンを構えると…
早乙女は、あたしの腕を掴んで。
「わっ…!?」
あたしの腕は、早乙女の方に引っ張られた。
「大好きだ、成。」
そう言って早乙女は、またあたしの唇にキスを落とした。
「〜っ!?////」
一気に自分の顔が赤くなるのが分かる。
…やっぱり、早乙女には敵わなねえ。
あたしは、シンデレラ王子に胸きゅん中です。