俺様男子と同居中…!?


「…あ!
あたし、トイレ寄ってから行くから、先教室行ってて〜」


「「おっけー」」


そう言ってあたしはトイレに向か…


「…!?」


やばい、足滑った。


そういえば、ここの床滑るんだった!

学校来るの久々で、忘れてた!


転ける転ける!


あたしは、思わず目をつぶった。



「…おっ、と。
大丈夫?」


「へ?」


知らない人の声…


目を開けて見ると、知らない男の子があたしを腕で支えてくれてた。


っていうか、めちゃくちゃ美少年…


日本人の顔だけど、ブロンドの髪に青目…

ハーフかな?


純とはまた違ったタイプの、”美しい”って感じの整った顔。


「…怪我ない?」


そう言って、その男の子はあたしをそっと立たせてくれた。


「あ、はい!
大丈夫です、ありがとうございました!」


「よかった!
気をつけてね。」


そう言って笑って…

行ってしまった。



…王子様だ。

あれは絶対王子様だ!


あたしを守ってくれたし、綺麗だし、なんか白馬乗ってそうだし!


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