俺様男子と同居中…!?


「純…?
お、お皿片付けに行くだけだよ?////」


「…ちょっとだけ。」


葵が俺のためにお粥作ってくれて。

俺のためにお粥食べさせてくれて。

俺のために薬買ってきてくれて。



それ見て急に、葵がすげえ愛おしくなった。



俺は小さい頃からずっと、風邪の時は家で一人だったから。


父さんは仕事行ってたし、母さんのことはほとんど覚えてねえし。


看病なんて初めてしてもらった。


「…なんか、風邪ひくのっていいな。」


「は?
何言ってんの、純。」


葵は、多分俺がこんなに嬉しいってこと気づいてねえだろうな。


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