俺様男子と同居中…!?


「はぁ…
葵が素直に一緒に帰りたいって言えば、委員会終わるまで待っててやろうと思ってたんだけどな〜」


「え!?」


自然とあたしの顔は笑顔になった。


「まぁ、葵は別に寂しくないらしいし?
一人で先帰るわ。」


「え…」


…こんなことなら、素直に寂しいって言っとけば良かった…。


あたしのバカ!



「ったく、葵…
俺の一言に一喜一憂し過ぎな?」


純はニッと笑う。

いつものように、意地悪そうに。


…しまった。

思わず一喜一憂してしまった。


まんまと純の作戦にはまってしまった。


「はい、葵さん。
いい加減素直な気持ち聞かせてくれません?」


絶対分かってて聞いてるでしょ。

< 383 / 488 >

この作品をシェア

pagetop