俺様男子と同居中…!?
「待ーってーてーやーるーよー!!!」
純は、あたしの耳元で思いっきり叫んだ。
やばい…
耳、壊れる…。
耳が痛い。
「おかえし♡」
楽しんでるし、この男!
「最低〜!」
「先にやったの葵だろ。」
ぐっ…
何も言い返せません。
「つか、いつまでしゃがみこんでんだよ、帰るぞ。」
そう言って、純はあたしの手をギュッと握って、あたしを立たせた。
「人をしゃがみこませといて良く言うよ。」
「ごめんって。」
「い!や!
許しません!」
あたし達は、こんな感じで明日の約束をすることができた。
…喧嘩ごしにだけど。
純が握ってくれた手を離さないまま、あたし達は家に帰った。