俺様男子と同居中…!?



「…あ、ちょっと待って。」


帰り道。

二人で他愛もない話をしてる途中、理人くんは急に立ち止まってそう言った。


「どうしたの?」


忘れ物でもしたのかな。


「ごめん、少しだけここで待っててくれる?」


「え、うん。
いいけど…」


「すぐ戻るから!」


そう言い捨てて、理人くんは走って行った。


学校とは逆方向だし、忘れ物じゃなさそう。

何しにどこに行ったんだろう…

気になる。



「…」


一人でここにいても暇だし、ついていっちゃお!


あたしは理人くんが走って行った方に向かった。


< 391 / 488 >

この作品をシェア

pagetop