俺様男子と同居中…!?
「これからは隼人を跡取りにするように教育するから、お前は好きにしていいぞ。」
父さんは僕にそう言った。
どうやら僕は、父さんにも見捨てられたらしい。
なんて勝手なんだ。
自由にされたところで、僕には自由にできる場所がないのに。
何もしたいことなんてなかったけど、僕にはずっと引っかかってたことがある。
あの日、日本で見た”獅子堂 純”という少年は、今どうしているのか。
今でもあんなに幸せそうに、笑っているのか。
僕はその少年に直接何かされたわけじゃ無い。
そんなことは分かっている。
だけど…
許せなかった。
僕の欲しかった物を全部奪ったあいつを。
全部全部、壊したくてたまらなかった。
僕は日本に行くことに決めた。
”獅子堂 純”への復讐のために。