俺様男子と同居中…!?
「よし!
そんじゃ…
海辺まで競争な!」
そう言い捨てて、成は先に海辺まで走る。
「ちょ、成ずるい!
待てーっ!」
あたしも成を追いかけて走…
「キャッ!?」
砂浜に慣れてないせいか、足元が狂って…
やば!
転ける…
パシッ
「…ったく。
君、本当良く転ぶよね。」
「り…理人くん!」
転びそうになったあたしを、理人くんがまた助けてくれた。
「ありがとう!
いつも助けてくれて!」
「本当だよ。
毎回毎回重い身体支える僕の身にもなってよね。」
やれやれと言いた気な表情で、理人くんはわざとらしくため息をつく。
「うるさいな!」
誰が重い身体だよ!
…事実ですが。