俺様男子と同居中…!?
「女のダチなら、いっぱいできたぜ。」
「それ、向こうは友達になりたいわけじゃないと思うよ。」
だよなー。
絶対、恋愛感情抱かれてるよなぁ。
モテる男は、大変だ。
はっはっはー。
「男友達は?」
「…」
「出来てないんだ。」
ハッキリ言うなよ!
もうちょいさぁ…
こう…
遠回しに言ってやれよ!
可哀想だろ、俺が。
「ま、そのうち出来るってぇ~」
ポンポンと、葵は俺の背中を叩いた。
何故慰められた…?
こんなはずじゃなかったはずだ。
「でも、純って…
友達作るの苦手そうだよね。」
ギクッ
「ナルシだし、上から目線だし。」
実は、そうなんだよなぁ。
男友達…って、出来たことねぇ。
男の友達は居ねえし、女は面倒くさいし。
前の学校では、ずっと一匹狼だった。