俺様男子と同居中…!?
「俺、蟹谷 和希(カンダ カズキ)。
仲良くしようやっ♪♪」
蟹谷 和希は、俺に右手を差し出した。
どうしよう、やっぱ俺って天才?
早速ダチ出来たんじゃね?
「よろしく、和希!」
俺も右手を差し出した。
「お前とは気が合いそうやわ。」
なんだぁ。
俺、人気者じゃねぇかぁ。
まぁそうだよな。
この俺だもんな。
「和希は、いつも一人でいんの?」
ダチ居ねえの?
…て、聞くのはダメだろうから、俺はそう、優しく聞いた。
「いや。
ちゃんとダチいるで。
一人だけやけどな。」
やっぱ皆、ダチ居るよなぁ。
ま、でも!
俺だって、たった今出来たし!
「瑞稀ってヤツやねんけど…
いい奴やで。
呼んだろか?」
「おぅ!」
俺に男友達二人目が出来るなんて…
夢のようだ。