俺様男子と同居中…!?


「どうしたの?
その男の子。」


「あぁ…うん。
迷子らしい。」


迷子だったんだ。


「って、あれ?
この子の顔…」


この男の子の顔、どっかで見たことある…


と、思ったら!


「隣の家の子じゃん!」


「え!?
そうだったのか?」


「双柳 玲音(ナミヤナギ レオン)くんだよね?」


あたしは、男の子に聞いた。


「うん!
そうだよ、お姉ちゃん!」


やっぱり!

そうだと思った!


「何だよ、そのオチ~。
めちゃくちゃ探しまくったのに…」


「まぁまぁ!
見つかって良かったじゃん。」


めでたし、めでたしだよ。


「じゃ、行くぞ。」


「純…
そっちじゃない。
こっち。」


「…冗談だよ!
分かってるよ!」


はいはい。


やっぱ道覚えてないんじゃん。

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