切恋ーセツレンー
「あ・・・おはよう。」
「なに、そのテンションの低さ!穂乃華はいつもそうだよね」
「これが普通だよ」
わたしはこれが普通なのだけど周りから見れば低いらしい。
それに人見知りということもあって
簡単にいえば地味な部類に入るだろう。
それに比べて優梨は明るくいつもテンションが高い。
みんなの輪の中にいる優梨とその輪から少し距離を置いているわたし。
こんな正反対なわたしたちが仲がいいことに、ときどき不思議に思うこともあるが
わたしにとって優梨は何でも相談できる親友である。