プ ラ ッ ト ホ ー ム
始まりのアナウンス

徒然なるままに

今日もまたいつものアレが待っている…


そう、わたしの大嫌いな朝の満員電車。


珍しくわたしは朝早く家を出た。


20分近く早く出たけど、やっぱり朝の通勤ラッシュはなんら変わりなかった…。



空いてるベンチを見つけて、電車が来るのを待つ。


あぁ…空気がおいしい。


季節は桜が舞う春。

わたし、藤宮希保(きほ)
16サイは高校二年に進級したばかりだった。


早く来たのに電車が来ないから、睡魔に襲われる。


静かにわたしは目を閉じた。

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