プ ラ ッ ト ホ ー ム
「…ぇ!……よ!」


あれ?

なにか聞こえる…


「起きないとまずいよ」


オキナイトマズイヨ?
なにが?


「学校!遅刻するよ。」


ガッコウ?

がっこう…


学校!


「やばっ」

一気に目が覚めた!

よだれを拭いて、声を掛けてくれた男子に手を引かれた。

「走れっ」


ドアが閉まりそうな電車に二人一緒に駆け込んだ。



「「はぁーはぁー…」」


プシューと音をたてて、ドアがゆっくり閉まった。


「あの…ありがとうございます」

「いえ。あのままほっといたら確実遅刻でしたよね(笑)僕も今日寝坊しちゃって…」

「いつもはもっと早いんですか?」

「はい。」


そうしてわたしはゆっくり彼を見つめあげた。


あ…。
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