イケメン5人のお姫様
「ククク……っ」
えっ?
なんか後ろで噛み殺した感じの笑いが聞こえたんだけど。
聖の動きも止まったし…
…え?何々?
「あっはっは!!」
聖はもう我慢できなくなったのか、声を上げて笑い出した。
「〜〜!!からかってたの!?」
途端に、恥ずかしさが込み上げてきて、真っ赤になる。
「からかってねぇよ?…ただ可愛いなって思っただけ。」
「なっ!?」
耳元で可愛いなんて囁かれて、ドキドキしない女の子なんでいるのだろうか。
「ま、次そんな誘うようなエロい声出したら、最後までするからな。」
そう言った聖は真剣な顔で。
少し…少しだけ怖く感じた。