イケメン5人のお姫様




「おせぇんだよ!クソ女!」

「あぁ!?何よ!クソ男!!」


健斗が言ったことが気になりつつも、急いで学校へ行く準備をした。

外に出ると、みんなが待ってくれていて、あたしの姿を見た蓮が文句を言ってきた。
から、言い返した!


「ケンカしないの!」


陸があたし達の間に入って、まぁまぁ、と宥める。

いや、元はといえば、あなたが悪いんではないんですの!?
あなたがあんな起こし方さえしなければ…!
時間ももっとあったはず…!

って言っても遅れてきたのはほんと。
みんなを待たせちゃったのもほんと。


「みんな…待たせちゃってごめんね。待っててくれてありがと!」

「おう!ほな行こかっ!」

「レッツゴー!」


健斗と陸は朝から元気だねぇ…
そんなことを思っていたら、目の端っこに聖が映った。


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