イケメン5人のお姫様



…え?もしかして…あたし!?
ちょ、なんかしたっけ!!?
思い出せー…思い出すんだ、あたし!!

昨日聖と一緒に星見て、なんか変なことされて、普通に部屋出たよね!?
なんもしてないよね!??

あ、あたし遅かったから怒った…?
そうだとしたら謝らないと…
いや、でも違ったら…


「か……ぉもか…桃香!!」

「うわわっ」

「どした?百面相して…。教室ついたで?」

「あ、ほんとだ。」


健斗に言われて、ハッとする。
聖のこと考えすぎて気づかなかった。


「なんか悩み事でもあるんちゃうんか?俺でよかったらいつでも聞くで?」

「大丈夫だよ!ありがとぅ…!」

「ほんまか?」

「うん!」


あたしは命一杯の笑顔を見せて、もうみんながいる教室に入った。


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