イケメン5人のお姫様
「遅いんだけど。」
「えっ…ごめん。」
屋上の真ん中で、後ろに手をついて足を伸ばしながら座ってる聖。
顔をこっちに向けて、さっきと一緒で、不機嫌そうにあたしを見る。
聖は、隣の場所をぽんぽんと叩いて、こっちこい、という目で見る。
えぇ…怖いから行きたくないって言うのが本音なんですけどー!
そんなこと言えるはずもなく、睨む聖の隣に座る。
横に座った瞬間、あたしは聖に抱きしめられた。
why!?what!?
驚きすぎて抵抗も出来ない。
えーっと…
聖は朝から機嫌が悪くて、
何故か屋上に呼び出されて、
しかも授業中に、
それで屋上に来てみたら、
隣に座れって言われて、
座ったら、抱きしめられた。
いやいや…よくわかんないですよ、聖さん。