イケメン5人のお姫様
「や…めて……ッ!!」
いくら抵抗しても、意味なくかわされ、もうだめだな、って思ってたときに…
ガラガラッ―…!
「おい、鹿嶋…」
急に部屋のドアが開いた。
そこに立ってたのは……
「龍瀬くん…!」
そう。龍瀬くんが立っていた。
「龍瀬、授業は?」
「今それ関係ない」
「フッ。よくも俺達の邪魔してくれたな」
「その子、嫌がってるように見えたけど。」
先生も龍瀬くんも怖いよ…
先生喋り方違うし…。
「はいはい、俺が悪かったですー。ちょっとからかっただけじゃん。」
先生って…そんな喋り方するんだ…。
なんか、先生が【じゃん】ってかわいい…
…って!そんなこと考えてる場合じゃないな。
「おいで。」
あたしは龍瀬くんに手を引かれ、教師室を出た。