イケメン5人のお姫様



☆★☆★☆


「今日から、このクラスで一緒に過ごす子です。」


…いや、あの、待って。
待ってください。


「鹿嶋先生…」

「どうしました?」


あたしは、みんなに見られている中、先生の服の裾をチョンチョンと引っ張った。


「ど、どうして…男の子しか…いないんですか…?」

「あーそれは…、ついこの前まで、男子校だったからですね。聞いてないんですか?」

「え…?」

「桜井さんがくるからって、共学になったんです。だからー…丁度一週間前くらいまでは、男子校だったんです。」

「あたしがくるから…?」

「はい。校長先生と桜井さんのお母様がいとこだとかで。」

「へっ?」

「ま、詳しいことは後でで良いでしょう?自己紹介どうぞ。」

「あ、すみません…」


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