イケメン5人のお姫様
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「今日から、このクラスで一緒に過ごす子です。」
…いや、あの、待って。
待ってください。
「鹿嶋先生…」
「どうしました?」
あたしは、みんなに見られている中、先生の服の裾をチョンチョンと引っ張った。
「ど、どうして…男の子しか…いないんですか…?」
「あーそれは…、ついこの前まで、男子校だったからですね。聞いてないんですか?」
「え…?」
「桜井さんがくるからって、共学になったんです。だからー…丁度一週間前くらいまでは、男子校だったんです。」
「あたしがくるから…?」
「はい。校長先生と桜井さんのお母様がいとこだとかで。」
「へっ?」
「ま、詳しいことは後でで良いでしょう?自己紹介どうぞ。」
「あ、すみません…」