続・俺の天使


「してねーよ」

「だったらなんできかねーんだよ」

「……っ答えねーんだよ!!俺は何回も聞いた!!」



俺が何回聞いたと思ってんだ。
一日に十回は聞いてる。

しつこいかもしれねーけどそれだけ心配だったから。


「答えないじゃなくて…」

「……んだよ」

「答えれないのかもしれないな」


答え…られない…?


「なんで…」

「俺に聞かれてもしらねーし」

「お前が言ったんだろ」

「確かに言ったけどこれは俺の考えだし。
お前がどう考えるかはお前の勝手だろ」

「……今度萌香と話してみる」

「おう、そーしろ」

「臣、さんきゅーな」

「いーや、別にー」


俺が迷うといつも臣が光をくれる。
だから考えられる。
冷静になれる。


明日、萌香と話そう。


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