続・俺の天使
次の日。
朝、校門で萌香を発見。
「萌香!」
萌香はこちらをゆっくりと振り返った。
「遥樹…」
消えていきそうな声で俺の名前を呼びながら…
「あのさ、今日の帰りって…」
俺が言いかけた時…
「ごめんなさいっ今日もちょっと…」
「……」
今日もかよ…。
でも俺は決めたから。
「じゃぁ今からちょっと」
「今から…?」
萌香は不安そうに俺の顔を見た。
いや…その顔もヤバいから。
二週間も我慢してんだし。
「ついて来て」
俺はそう言って萌香の手をとった。
一瞬萌香の手はビクっと震えていた。
俺の事が怖いのか…?
萌香……