yabai初恋
お友達
学校の帰り
いつもと同じホームで静かに電車を待っていた。
「ぁのっ・・・」
誰かが・・
私の前に現れひと言呟いた。
伏せていた顔をあげてその人の顔を見る。
「はぃ?」
「あのっ・・っ・・ぇっと・・僕と友達になってくれませんか?」
ぇっ・・なにこれ。告白?
ぃやぃやでも・・・ただ友達になってって言われただけだし。
違うよね。・・
顔はかっこいい、身長も軽く170はこえている少し小麦色の肌スポーツマンタイプの体。
でも・・今どき変な黒ぶちのメガネに着崩す事もないブレザー。
って・・見た目で判断しちゃいけないんだし。
それにただの友達だしね。
「ぁのっ」
「えっと…友達ならいいよ」
「えっ!?本当ですか?本当に嬉しいです」
私は彼のあまりの喜び方を唖然と見ていた。