yabai初恋






「僕城並高校の1年の柏木柊太です。よろしくお願いしますのんさん。」






「っぇっ・・・」




柏木柊太と名乗る男の子は自己紹介をすると電車に入っていった。




ってか・・なんで私の名前知ってるの?


怖いんだけど・・





もしかしてストーカーとか?!



お友達にならないほうがよかったかな。


もぅ遅いよね。









* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 


次の日の朝



ホームに着いて電車を待っていた。




「ぁっ!のんさん」



「・・・柏木くん。」




「おはようございます。一緒に行って良いですか?」



「おはよぉ。いいよ。・・・・・あのっさぁ」




「・・ん?なんですか?」



「柏木くんはなんで私の名前知ってるの?」



「だって・・・・・・」



だって・・私をストーカーしてたから?




「ラケット。ラケットに書いてるから」





ラケット?っ・・



と言って指差すのは私のテニスラケット。



「ぁっ・・・」



そぅ言えば書いてあった。





どんどん恥ずかしくて顔が赤くなる。



「恥ずかしい。」



「のんさんって以外に天然ですね。」



「//////」




恥ずかしぃ。。できるものならここから逃げ出したい気分。




微笑みながら私を見ている柏木くん。



「ぁっ・・電車来ましたよ。のんさん行きましょう。」


「ぅん。ありがとう」




ちょうどいいタイミングで電車が来た。電車に感謝だ。





< 2 / 52 >

この作品をシェア

pagetop