yabai初恋






1番大事なことって何?



私は何も知らないよ。





「なぁに?」



私が聞こうとした時。




ちょうど柊太くんの降りる駅についてしまった。




いつもならすぐの駅。



なのに今日はとっても長く感じて。





「ぁ・・」



「じゃぁ・・・また明日ね。」





柊太くんは電車から出て行った。








ドアが閉まるアナウンスが車内に流れる。



私はいつの間にかホームに足を踏み出していた。




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