yabai初恋




気付かないうちに自分をダメにして。



ノンさんを不安にして。


信頼をなくして。




きっともぅダメだと思う。





泣きそうな心をどうにか励まして電車を降りた。





でも俺の脚はすぐに止まる。


誰かに引き留められたんだ。



一瞬よろめいた体をひねって後ろを向く。





「ぇ・・・」


一瞬目を疑った。


だって後ろには恥ずかしそぅに下を向いて俺の鞄を掴む





ノンさんの




姿。





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