yabai初恋
なんの話をしていいのか分からない私たち。
肩を並べているだけ。
どぅしよぅ。
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「のんさんは・・勉強どうですか?」
「っえっ・・・私?・・・私勉強はまぁ普通だよ」
「そぅですか。じゃぁテストとか大丈夫ですよね」
「ぃや。大丈夫じゃないよ。死ぬほど勉強してるから」
「えらいですね。今度僕に教えてくださいよ」
そのいかにも真面目な柏木くんには適わないよ。
私の教えてもらうっておかしいでしょ。
城並高校ってズポーツの名門校。
そこに柏木くんみたいな真面目くんが入るのはかなりの頭が必要だ。
私にが教えられる相手じゃない。
「柏木くんの方が頭いいでしょ。だって城並でしょ。」
「・・・・・ぇ?あっ・・ぅん。そうかも」
「今度逆に私が教えてね」
「・・・ぅ・・ん」
柏木くんが少し変な感じだったが気にはしなかった。
「僕ここで降りるんで。」
「ぅん。またね。」
柏木くんは電車を降りて行った。