yabai初恋






先生の話を聞いている間。



隣にいる隼翔先輩は私の手を握ってくる。




先輩。それ下手したら・・セクハラだよ。



私たち付き合ってないんだよ。




手を放しても先輩は強く握ってくる。




先輩・・・離してよねっ





生徒会は終わった。



もぅすっかり空は暗くなり始めていた。




「隼翔先輩・・・なにしてるんですか?」



「ぇ?・・・ついつい横であんな顔されたらね。」



「あんな顔ってどんな顔ですか?」



「思いっきり油断してる顔。」



油断してるって・・・いつも警戒してるヤツの方が少ないよ。



「隼翔先輩。やめてください。」


「わかったよ。出来ればね。」





出来れば・・・先輩。かなり危ないです。信用できません。



「でゎ。さようなら。」


「・・うん。って・・・ノンちゃんを勝手に帰らす訳は行かないよ。」



「大丈夫ですよ。」


「送っていくよ。危ないじゃん」


先輩。そうゆう先輩の顔かなりヤラシイ顔してますよ。



「先輩。顔。にやけてます。」


急いで顔を隠す。



「先輩に送ってもらう方が危ないんで・・さようなら。」


「次は絶対・・送るから。」




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